今回は、八ヶ岳の美しい山「天狗岳(てんぐだけ)」へ! 標高2,646mの東天狗岳と、2,645mの西天狗岳。その2つのピークを結ぶ稜線歩きは、絶景が広がると人気の山です。
今回は、なんと登山2年目の方も一緒に! 「八ヶ岳ってどんな感じだろう?」「私にも登れるかな?」と、不安と期待が入り混じった初心者の方にも安心して楽しんでもらえるよう、岩場のある唐沢鉱泉からの周回コースを選びました。
この記事では、天狗岳登山を計画している方、特に初心者の方に向けて、
- 登山口「唐沢鉱泉」の駐車場情報
- 6月下旬の天狗岳、実際の服装
- 日帰り登山に必要な持ち物
について、私の経験を元に詳しくご紹介します。 準備をしっかりして、憧れの天狗岳にチャレンジしましょう!


天狗岳登山口「唐沢鉱泉」の駐車場情報
天狗岳へのアクセスルートはいくつかありますが、今回は唐沢鉱泉を拠点とする周回コースを選択しました。
- 駐車状況:
6月下旬土曜日の午前7時前に到着した際には、残念ながらすでに駐車場は満車(汗)。唐沢鉱泉から続く林道には、たくさんの車が路駐されていました。私たちは駐車場から約300mほど下った場所に、駐車スペースを見つけ停めることができました。週末は早めの到着が必須です!
- トイレ: 駐車場にトイレがあり(利用料100円)。
- 登山届: 登山届ボックスは唐沢鉱泉の建物前に設置されています。
6月下旬の天狗岳、最適な服装は?
6月下旬の天狗岳(標高2,000m超え)は、平地とは気温が大きく異なります。
「下界は真夏でも、やはり山の上は涼しい!」
これを肌で感じられるのが高山登山の醍醐味♡
歩き始め(唐沢鉱泉付近): 標高が高いこともあり、歩き始めは少し肌寒い。
半袖のTシャツ + ウインドブレーカー、夏用の長ズボン歩行中: 少し歩き始めると体が温まってくるので、すぐに半袖のTシャツのみになりました。汗をかき始めるので、吸湿速乾性の高い素材を選ぶのがポイント。
山頂付近: さすが山頂!風があり、汗冷えしそうだったので、ウインドブレーカーをサイド着用しました。稜線に出ると風が遮るものがなく、体感温度がぐっと下がります。
登山靴: 今回はハイキングシューズを選択しましたが、天狗岳は岩場も多いため、初心者の方だと足首までしっかり保護してくれる登山靴の方が安心感があります。普段あまり山に慣れていない場合は、ぜひしっかりとした登山靴を選んでくださいね。
服装のポイント!
夏でも高山では風による体温低下に注意が必要です。重ね着(レイヤリング)を意識し、こまめに脱ぎ着して体温調節できるように準備しましょう。
天狗岳日帰り登山、必須の持ち物リスト
天狗岳は日帰りでも楽しめますが、標高が高く、岩場もあるため、しっかりとした装備が大切です。今回は以下の日帰り装備一式を持参しました。
- ザック: 日帰り用の20~30L程度のものがおすすめ
- レインウェア(上下): 天候が変わりやすい山では必須!ゴアテックスなどの防水透湿素材が◎
- 防寒着: 薄手のフリースやダウンなど、休憩中や冷え込み時に羽織れるもの
- グローブ: 岩場での手の保護や、防寒対策に
- 帽子: 日差しや寒さ対策
- 水筒・ハイドレーション: 1.5L~2L程度の水(夏場は多めに)
- 行動食・非常食: おにぎり、パン、ゼリー、チョコレートなど、手軽にエネルギー補給できるもの
- ヘッドライト: 万が一の下山遅れに備えて(予備電池も忘れずに!)
- 地図とコンパス: 道迷い防止に
- ファーストエイドキット: 絆創膏、消毒液、常備薬など
- 携帯電話(予備バッテリー): 緊急時や写真撮影に
- ゴミ袋: ゴミは必ず持ち帰りましょう
- サングラス・日焼け止め: 紫外線対策
- タオル: 汗拭きや冷え対策に
- トレッキングポール: 膝への負担軽減のために
まとめ:準備万端で天狗岳へ!
唐沢鉱泉からの天狗岳周回コースは、初心者の方でも挑戦しやすいですが、高山であること、岩場があることを踏まえて、しっかりとした準備が不可欠です。
特に、駐車場の混雑状況や、気温差に対応できる服装、そして十分な持ち物は、安全で快適な登山のために欠かせません。
次回は、いよいよ唐沢鉱泉から天狗岳山頂までの道のりを詳しくレポートします! 絶景あり、ちょっとした岩場ありの、楽しい山行記録になるはず。お楽しみに!

