今、山に行きたいんです。

山大好き"元"登山用品店スタッフが書く、山ブログ。

杓子山(6月)ハイキング:アクセス、駐車場、持ち物、ウェア編

今回は、360度の絶景と富士山を間近に望める山、杓子山(しゃくしやま)の日帰り登山を計画している方向けに、「準備編」として役立つ情報をお届けします。

私は先日、6月中旬に杓子山へ行ってきました。不動湯(ふどうゆ)から明見尾根(あけみおね)ルートで登り、大権首峠(おおざすとうげ)を経由して不動湯へ戻るルートを選択。梅雨の中休み登山!

この記事では、

  • 登山口「不動湯」までのアクセスと駐車場情報
  • 日帰り杓子山登山に持っていきたい持ち物リスト
  • 6月中旬の杓子山に適した服装(ウェア)

について、解説します。

万全の準備で、富士山の絶景が待つ杓子山へ出発しましょう!


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登山口「不動湯」へのアクセスと駐車場情報

杓子山登山の主な登山口の一つである「不動湯」は、マイカーでのアクセスが便利です。複数の無料駐車場がありますが、台数に限りがあります。

マイカーの場合

  • P5登山者用駐車場: 不動湯の施設から舗装路を少し登った先にあります。数台のみ駐車可能で、私が6月中旬の土曜日、朝8時前に着いた時には既に満車でした
  • 貯木場(臨時駐車場): P5駐車場からさらに悪路を登ると貯木場があり、比較的広いスペースで駐車可能です。未舗装路のため、車の種類によっては注意が必要!?ここはまだまだ空いていました。

週末や紅葉シーズンなど混雑が予想される時期は、いずれの駐車場も早朝に到着することをおすすめします。

  • トイレ: 登山者用のトイレはありませんので、事前に済ませておく必要があります。
  • 水場: 不動湯の施設横で、水を汲める場所はありますが、有料(1,000円)になります。登山に必要な水は、事前に用意していくのがおすすめです。
  • 登山届: 駐車場や登山口付近に登山届ポストは見当たらなかった気がします。登山計画は事前に家族や友人、または管轄の警察署、オンラインで提出しておきましょう。

公共交通機関の場合

最寄りの駅は富士急行線富士山駅または河口湖駅です。そこからタクシーを利用するか、路線バスと組み合わせる方法も考えられますが、便数が限られるため、事前に詳細な時刻表を確認することを...。


日帰り登山に持っていきたい持ち物リスト

杓子山の日帰り登山でも、山の天候は変わりやすいもの。万が一に備え、基本的な登山装備はしっかり準備しましょう。私が実際に持って行った、あると安心な持ち物をご紹介します。

基本の持ち物

  • 登山地図(紙): スマートフォンの地図アプリだけでなく、万が一のバッテリー切れや電波状況の悪化に備え、必ず紙の地図とコンパスも持参しましょう。
  • 行動食・飲み物: 予想以上に体力を使うこともあります。おにぎりやパン、ゼリー飲料、エナジーバーなど、手軽にエネルギー補給できるもの、そして十分な水分(最低1.5~2リットル)を持っていきましょう。
  • レインウェア(上下): 6月中旬は梅雨の時期なので、特に必須アイテムです。上下セパレートタイプのものがおすすめです。
  • ヘッドライト: 日帰りでも、予想外に下山が遅れることも。必ず予備電池とセットで持参しましょう。
  • ファーストエイドキット: 絆創膏、消毒液、鎮痛剤など、最低限の救急用品は必ず携帯しましょう。
  • 携帯電話・モバイルバッテリー: 緊急連絡や写真撮影に。モバイルバッテリーもあると安心です。
  • ゴミ袋: 自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。
  • タオル・着替え: 汗をかいた後や下山後にさっぱりできます。

あると便利な持ち物

  • トレッキングポール: 明見尾根の急登や下山時の膝への負担軽減に役立ちます。
  • 日焼け止め・帽子・サングラス: 晴れると日差しが強いので対策を。
  • 防寒着: 山頂付近は標高が高く、風が吹くと肌寒く感じることもあります。薄手のフリースやウインドシェルなどがあると安心です。この時期で天気がいいと、レインウェアでも代用可ですね。

6月中旬の杓子山に適した服装(ウェア)

6月中旬の杓子山は、蒸し暑かったです(汗)もちろん平地よりは涼しいですが、暑い...。山は気候が変わりやすいです。特に梅雨の時期は、雨や湿度、気温の変化に対応できる服装が重要ですね。

レイヤリング(重ね着)が基本

登山のウェア選びの基本は、状況に合わせて脱ぎ着しやすい「レイヤリング(重ね着)」です。

  1. ドライレイヤー(肌着): 汗を素早く吸収・拡散し、体を冷えから守る吸湿速乾性の素材を選びましょう。汗冷えの原因となる綿素材は避けてください。
  2. ベースレイヤー(Tシャツ): 汗だくになりました...。速乾性の高いTシャツだと、汗冷えなどを防いでくれます。
  3. アウターレイヤー(レイン): 防風性、撥水性、透湿性のあるジャケット。急な雨や風から身を守るために必須です。

下半身・足元

  • 登山用パンツ: 動きやすく、速乾性のある素材を選びましょう。ストレッチ性があると、急登での足上げも楽になります。
  • 登山靴: 足首をしっかりサポートし、グリップ力のあるミドルカット以上の登山靴がおすすめです。濡れた路面や岩場でも滑りにくいものを選びましょう。
  • 厚手の登山用ソックス: クッション性があり、靴擦れを防いでくれます。速乾性のあるメリノウールや化学繊維がおすすめです。

準備を万全にして、杓子山へ!

6月中旬の杓子山は、新緑が美しく、天候に恵まれれば富士山の雄大な姿を間近に感じられる素晴らしい山です。適切な準備をすることで、より安全に、そして快適に山行を楽しむことができます。

この「準備編」の記事が、皆さんの杓子山登山計画の一助となれば幸いです。 次回は、実際の山行の様子や、山頂からの眺望、そして下山後の温泉についてご紹介しますので、そちらもぜひお楽しみに!

万全の準備で、安全に楽しく、最高の山旅を!


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