雪山登山入門として大人気の「北横岳」と「縞枯山」に登ってきました。初の12本爪アイゼン使で、白銀の世界には感動でした。
[目次]
※冬の山は、天候によって寒さや雪の状況がかなり変わりますので。必ず山に行く前に現地の情報をチェックしてください。ここの情報はあくまで参考までに!
北横岳(きたよこだけ)・縞枯山(しまがれやま)
北横岳は、北八ヶ岳にある活火山です。山頂は南北に別れていて、南峰が標高2471.6m、北峰が標高2480mとなっています。
王道の登山コースは、北八ヶ岳ロープウェイ利用で山頂駅まで行き、そこから北横岳山頂を目指すというものです。所要時間は片道約1時間ほどです。
縞枯山は標高2403mで、針葉樹が立ち枯れたり、倒れたりすることによって、遠くから見ると縞模様に見れる「縞枯れ現象」が起こることに由来した名前だそうです。
北横岳と同じ、北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅から約1時間ほどで山頂まで登れます。
山行記録[距離:6.8km 時間:4時間20分(内休憩50分)]
1月のある平日に北横岳へ行った記録です。
09:20 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅
ロープウェイの運行は、朝9時からで20分毎の運行となります。往復運賃は、モンベルカード提示で200円割引(2100円→1900円)となります。乗車時間は約7分です。
09:50 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅から登山開始
トイレあり。登山届ボックスあり。
山頂駅から、しっかりと雪があるので、12本爪アイゼンを装着して出発です!青い空に白い雪が映えますね~
坪庭を通って、北横岳方面へ向かっていきます。しっかりと整備されてして、人もたくさんいるので安心です。ただ少し横にずれると、膝ぐらいまで埋もれますので要注意です⚠️
樹林帯に入ると、ジグザグの登りがスタートします。カラダも温まってきますが、汗をかかないぐらいのペースで進んでいきます。
12本爪かしっかりと効いて、どんどん登れます^^軽アイゼンの方より、12本爪アイゼンの方が多かった印象です。最低でも6本爪ですが、10本爪ぐらいあった方が歩きやすいと思います。
きれいな青空だーっ☀️天気よく見えますが、実は赤岳方面などなど雲がかかっていしました(笑)
10:50~11:00 北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテは予約がないと休館だそうで、CLOSEでした。小屋の回りには、椅子があるので、そこで少しエネルギー補給と靴紐の結び直しです。
北横岳ヒュッテから北横岳までは約10分ですが、急な登りですので、気合いを入れてーっ
11:10~11:30 北横岳(南峰・北峰)
まずは、北横岳南峰に到着です。蓼科山がとても近くに見えていました。それにしても、えびの尻尾が立派すぎる。そして、強風極寒。
南峰と北峰は近いです。またコース上は風も当たらないので、ぜひ行ってくださいね~☺️
北峰の方が風が強くて、倒れそうになるぐらいでしたので、早々撤退です。といっても、かなり写真は撮りましたが...笑
赤岳方面、北アルプス方面はまだまだ雲の中。
11:45~12:00 北横岳ヒュッテ
寒かったので、短時間でのランチ休憩。パンとおやつを食べて、すぐに出発です。こういうときは、お湯必須ですね~
山行記録を呼んでいると、三ツ岳周辺は岩場で踏み抜きもあるということで、三ツ岳、雨池山は経由せず、坪庭まで戻り、雨池峠から縞枯山を目指します。
坪庭から縞枯山荘までの登山道も、アップダウンは少なく、気持ちいい散歩道💕
12:35 縞枯山荘
縞枯山荘もクローズしてたと思います。青い屋根が映えますね。縞枯山荘から少し歩けば、雨池峠です。
12:45 雨池峠
雨池峠分岐に到着です。ここから40分ほどで縞枯山山頂です。
そして、ここから縞枯山まではかなりの急登になります。そして、景色もないので、つらいw
13:20~13:35 縞枯山
縞枯山山頂からの展望はいまいちですが、展望台方面へ少し歩けば、いい感じです!
赤岳方面 雲がとれて、綺麗に見えてます
北アルプス方面 まだまだ雲がかかっていますが、槍ヶ岳見えていますよ!
14:10 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
いつものことですが、下山はあっという間でした。午後は晴れて、最後まで景色を堪能できました😆
ロープウェイから中央アルプス方面!!!
感想
こちらは雪山ハイクというより、雪山登山という扱いな印象です。北横岳、縞枯山、どちらも最後は急な登りです。土踏まずだけの軽アイゼンや、チェーンスパイクだと、厳しいかなという印象でした。
ただロープウェイ山頂駅からは、約一時間ほどということで、雪山登山入門にはぴったり😆この前のアイゼン講習会で学んだ知識を発揮できました。登り方や下り方など知っているだけで、知らない方より楽だったと思います。
コースは整備されているので、わかりやすいです。そして、初めて見る白銀の世界には、本当に感動しました!めちゃめちゃ大きい樹氷や、雪の重さで曲がった木々など、新鮮でワクワクでした。
個人的には、登りもそこまでつらくなかったのですが、疲れてる人も数人いましたね~まぁ北横岳だけなら、急ぐ必要もなく、ゆっくり景色を堪能しながら歩けばOKです!
しかし、北横岳山頂の気温もー10℃近く、そして強風ということで、かなり寒かったです。ホワイトアウトして遭難したり、疲労や低体温症になったりという人もいるそうなので、雪山登山入門といえど油断はできません。
また縞枯山もルートは整備されていますが、人が少なかったです。また急な坂なので、結構疲れます(笑)ロープウェイの時間もあるので、無理せずに、時間がなければ引き返しましょう。