前回の記事「蝶ヶ岳 残雪期(5月)登山:アクセス・持ち物・ウェア編」では、蝶ヶ岳へのアクセスや、残雪期ならではの持ち物・ウェアについて紹介しました。読んでいただいた方、ありがとうございます!
今回は、いよいよ山行記録本編! 5月の残雪期の蝶ヶ岳で、どんな景色を見て、どんなことを感じたのか、そしてまさかの豪華ディナーを写真と共にお伝えします。
今回のメンバーは私を含めて3人!最近、グループ山行多め✌


登山開始!ゆっくりペースで、まずは樹林帯を登る
今回はゆったりテント泊なので、10時登山開始。10分ほど林道を歩くと登山指導所?があります。ここで登山届ボックスもあり。ここからは、ひたすら樹林帯の中を登っていきます。
この日は曇り。鳥のさえずりを聞きながら、久々のアルプスっぽい山の匂いに包まれて最高♡笑。今日は山菜や花を教えてもらいながら、ゆっくりペース。久々のテント泊でした、体力的にはそこまできつくなかったです!たぶん、コースタイムくらいで進んでいたと思います。
登山口から15分ほど歩いたところにある「力水」。ここの水が激ウマで、ここの周りには山菜がたくさんあったはず...。ここで、調理用の水と飲用水を大量にゲット💧
途中、何度か休憩を挟みつつ、水分補給もしっかり。山の先輩と話しながらだと、あっという間に時間が過ぎていくから不思議です。それにしても、曇りなのに暑かったなぁ。
残雪と出会う!そして絶景が広がる稜線へ
標高が上がるにつれて、少しずつ残雪が出てきました。最初は「あ、雪だ!」なんてはしゃいでた...なんてことは特にない(笑)今年は、この時期にしては雪多めなんだそうです。
前回の記事でも話しましたが、今回は12本爪アイゼンとピッケルを持つのが正解だった!?私達は登りは、時間帯が遅いこともありツボ足で。トラバースがあるので、12本爪アイゼンつけてる人もいました!まぁ滑ったら、そこそこ落ちそう。改めて、残雪期の山行って、持ち物とかアイゼンつけるタイミングとか、大事な判断がたくさんだなぁと痛感。
最後は、雪道限定の急な直登です。雪が緩んでいて、特にアイゼンなくても問題なかったですが、最後の疲れた脚にはきつい♡でも、ここまでくれば、もうすぐ稜線、蝶ヶ岳ヒュッテまでもあと少しです。
森林限界を超えて、視界が開けた瞬間「また来れたーっ」って思った!5度目ぐらいの蝶ヶ岳、大好きなんです。目の前には穂高連峰の雄大な山々がドーンと広がってて...んー雲に隠されちゃってました。
蝶ヶ岳ヒュッテに到着!乾杯!そしてテント設営
蝶ヶ岳ヒュッテに到着!今日の寝床となるテント場を通り過ぎて、ヒュッテ受付を済ませて、ホッと一息ですね。
ヒュッテのすぐ近くにあるテント場は、広々としていて、穂高連峰とは反対側の絶景が望める。風が強かったらちょっと大変なんですが、この日は穏やかで最高のテント泊日和。
乾杯してから、3人で協力して、サクッと4人用テントを設営。広々としてて、この選択は大正解でした!荷物を置いて、一息ついたら、いよいよお楽しみの時間です…!
山でのご褒美!まさかの豪華ディナータイム
ソロだといつもフリーズドライなんですが、今回は、豪華な自炊ディナーを準備してくれていたんです!


バーナーをセットして、フライパンで鶏肉🐓鍋でグツグツ煮込むのは、ブロック肉入りカレー🐷料理しない私には、料理名わかりません!!!家で食べるより1000倍美味しい。山でこんなに本格的な料理が食べれるなんて、感動。疲れた体に、温かくて美味しい料理が染み渡る…まさに至福のひとときでした。with ワイン🍷
ワイワイおしゃべりしながら食べるご飯は、本当に格別。普段の生活では味わえない、山での特別な時間でした。こんな豪華なディナー、山は料理できる人と行きたい!笑。その分担げるようにならないと。
夜景と星空に感動!そして翌日へ
就寝時は星空も山も雲に覆われていたので、早めの就寝です。トイレ行くとき、もし星空見えたら声かけてください。って言っといたら....
23時頃に声かけてもらって、空いっぱいに広がる満点の星空!周りに明かりがないから、都会では絶対に見られないほどの星の数で、思わず見とれてしまいました。穂高連峰は雲に隠れていましたが、贅沢すぎ。
夜は思ったほど冷え込まず、3シーズン用の寝袋でも快適にぐっすり眠れました。3人で寝たから暖かかったのかな。
翌日、ご来光と豪華な朝食


翌朝起きると、というか起こしてもらうと、テントの外に雲海!そして、テント場すぐ上の蝶ヶ岳山頂へ行くと、槍・穂高連邦がくっきり絶景。日の出もばっちり拝めました。朝日に照らされた山々が本当に綺麗で、最後まで飽きさせない蝶ヶ岳。
今日は下山のみなので、ゆっくりと朝食。朝から牡蠣のパスタ🤯やばばばばウマウマでした。牡蠣苦手だと思ってたのに、激ウマでワロタ。本当にご馳走様でした。
下山と感謝


テントを撤収し、下山準備をしていると、雷鳥さんいますよって、お姉さんが教えてくれました!ありがとうございます。
下山は12本爪アイゼン装着。この時にゲイターを忘れたこと気づきました(汗)後悔…パンツの裾を破らないか心配でヒヤヒヤ。アイゼンあると、トラバースも安心できますね。ゆっくり下山しました。
登りとはまた違った景色が見えたり、お猿さんに会ったり、昨日を振り返ってワイワイ話しながら、あっという間に三股駐車場へ帰還。
今回の蝶ヶ岳登山は、残雪期の美しい景色、やっぱり雪のかかっている槍・穂高連峰の美しさは格別。そして何より山の先輩とのテント泊、そして豪華なディナー。周りの人に助けられて、こうして大好きな山に行ける環境に改めて感謝。
今回の蝶ヶ岳登山は、残雪期の美しい景色とテント泊が最高でした!
この記事が、これから蝶ヶ岳へ行かれる方の参考になれば嬉しいです。

