アイゼンにもワンタッチアイゼン、セミワンタッチアイゼン、そして、紐で締めるタイプのハーネス式アイゼンがあります。
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※冬の山は、天候によって寒さや雪の状況がかなり変わりますので。必ず山に行く前に現地の情報をチェックしてください。ここの情報はあくまで参考までに!
冬山・雪山登山(積雪期登山)
厳冬期の12本爪アイゼン
厳冬期のアイゼンと軽アイゼンの違いは、まずは爪の本数が変わってきます。軽アイゼンは一般的に4本爪から6本爪で、前爪がないものを指します。そして、本格的なアイゼンになると、爪の鋭さが変わってきます。また、前爪が靴の爪先より前に出ているため、急斜面でもしっかりと登っていけるようになっているのです!
アイゼンの種類と違い
10本爪と12本爪
中途半端な10本爪を買うぐらいなら、しっかりと制動力の高い12本爪の方が良いかも。ただ足のサイズが小さくて12本爪が合わない場合は10本爪で。
ワンタッチアイゼン、セミワンタッチアイゼン、ハーネス式アイゼン
登山靴の爪先部分と踵部分にコバがあるかで対応するアイゼンが変わってきます。
前後にコバがあるタイプは、ワンタッチアイゼン対応であり、もちろんセミワンタッチアイゼンもハーネス式のアイゼンも装着は可能です。
ワンタッチアイゼンのメリットとしては、固定力が強いことであり、ガツガツと上る場合にはお薦めです。装着も簡単で、斜面があっても付けやすいそうです。デメリットとしては、靴を買い換えた場合には付かないかも!?
後ろにコバがあれば、セミワンタッチアイゼン対応であり、夏山用の登山靴でも対応しているモデルがあります。
セミワンタッチアイゼンのメリットとしては、ハーネス式と比べて装着が簡単であることで、夏山登山靴で対応モデルもあることですね。デメリットとしては、ワンタッチアイゼン同様に靴を書き換えは時に対応していない場合があること。
そして、どの登山靴にも対応するのが、ハーネス式(紐のタイプ)のアイゼンです。メリットとしてはどの登山靴にも装着が可能なことです。デメリットとしては、寒いときにハーネスでつけるのが他の2つに比べて面倒ということですね。
フィット感
アイゼンは、靴とのフィット感(相性)がかなり重要です。メーカーによって、幅や形が少しずつ変わってきますし、サイズもあるので、購入の際には必ずフィッティングをしましょう。
夏山用登山靴に12本爪アイゼンの装着は可能なのか?
基本的に、夏山用の登山靴に厳冬期用の10本爪や12本爪を付けることはオススメされていません。理由としては、ソールの固さが厳冬期用の登山靴に比べて柔らかいため、アイゼンがずれやすいからです。また登山靴のアッパーなども柔らかいため、ハーネスで閉めた時に足が圧迫されて、血流が悪くなり、凍傷の危険なども高まるためです。さらに、「アイゼンがずれる→ハーネスをさらに強く締める」を繰り返すと、さらに圧迫されていきます。
しかし、コバの付いているアイゼン対応の登山靴だと基本的には装着できます。ただ本格的に厳冬期の登山をする場合には、保温材入りの登山靴の方が安心ですね。
モンベル・カジタックス「LXF-12アイゼン」(¥17,900 +税)
私が選んだのは、ワンタッチアイゼンです。やはり固定力が高いのと、装着の簡単さで選びました。
靴を買い替えることもあるかと、ハーネス式のアイゼンと悩んだのですが、おそらく当分は買えないのでいいかと。
モンベル「クランポンラップ」(¥1,334 +税)
そして、アイゼンと合わせて購入する必要があるのが、アイゼンケースです!ケースタイプとラップタイプがあったのですが、ラップタイプだと防水シートになり、荷物を置いたりと便利らしいので、ラップにしました。
早く雪山に行きたいっ!!!
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