ルンルン稜線歩きとは裏腹に、日暮れぎりぎりの下山と反省点多めの山行となりました。
かなりのアップダウンの多さと暑さ、エネルギー切れに襲われていた気がします。でも、絶景歩きはやっぱりいいですね。山はやめられない。
[目次]
山行記録[2日目 距離:23㎞ 山行11時間43分(休憩1時間14分)]
前回の記事の続きになります。
檜尾岳から、熊沢岳、東川岳を経て、木曽殿山荘へ
檜尾岳を超えると、アップダウンだけでなく、岩場も多くなりました。また熊沢岳を超えると、藪漕ぎ状態の登山道もちょくちょくあったり。最高の青空でしたが、日差しも強く、暑さもかなり厳しかったです。
8:00 檜尾岳
檜尾岳の到着は、ほぼ予定通りでした。一応、ここがエスケープする唯一のルートなわけですが、先に進むことに決めました!
この時点で、暑さと疲労で少し心配はありましたが…。
空木岳への縦走路は、まだまだ続きます。
写真の奧左の方に見えている高い山が、空木岳!だったはず。近いようで、遠いんですよねぇ。
縦走路は、こんな感じだったり、岩があったりします。
稜線歩きが長いので、普段エアコンで過ごしている方は、日差しと暑さに要注意です。塩タブレットは必須です。
ずーっと富士山が薄っすらと見えています。今年は、登山道がオープンしていないということで、どうなってるんでしょう!?
来年は登りたいなぁ。
がっつり岩場はこんな感じだったりします。熊沢岳の前後は岩場激しめでした。
ルートを見失わないように、しっかりと白〇や白矢印を追っていきます。入ったらダメなところには、こまめに白×がしてありました!
ヤマハハコかな?
9:25 熊沢岳
熊沢岳に到着しました。
それにしても、ここまですれ違った人数2人…。平日ということもあるのか、少ないですね。
結構人気コースだと思うのですが。
この稜線歩きは、また来たくなるやつですよねぇ!!!
奧には空木岳も見えていて、雲海も完璧です♡
熊沢岳を超えると、藪漕ぎ状態のところがたまにあります。
そのためルートが見にくいところもありました。とはいえど、通り過ぎたら気づくと思うので、大丈夫だとは思います。
下ってると思えば、また登る。その繰り返しです。
まだまだ今年は、体力がついてないなぁと実感でございます。でもまだまだ脚は動くんだよなぁ。 笑
10:30 東川岳
東川岳に到着しました。空木岳もだいぶ近くなってきているのですが、登りが見えてくると、怖くなってくるwww
このあたりから、少しずつコースタイムの遅れが…。そして、食べないとと思うのですが、胃も口も嫌がる…。
空木岳に登ってから、菅の台までのルートも長そうだなぁと眺めてます。
だいぶ疲れも溜まってきて、かなり不安。体力よりも、集中力が切れて遭難しないように、意識し始めます。
空木岳!!!
でも、木曽殿山荘が全然見えてこないんです(笑)
どこまで下るんだろう。んで、どんだけ登るんだろう。と怖くなってきています…。
10:50 木曽殿山荘
東川岳から20分ほど下ると、木曽殿山荘に到着です。疲れているからか、かなり長く感じました。
朝食なし、塩タブレットとカロリーメイトでここまで歩いてきました。夏バテ状態で、食える気しない。
徒歩10分で水場がありますが、そんな元気なかったので、ミネラルウォーターとポカリを購入し、700円の出費。
とりあえず、高カロリーの羊羹を食べて、時間もないので出発しました。ってか、朝食は食べるべきでしたね。
木曽殿山荘から空木岳へ
木曽殿山荘からの登りは、見た目以上につらかったです。いつもなら、登りでコースタイムを巻くのですが、今回はそうはいかず…。どんどんと予定CTより遅れていき、暗くならないことを祈るばかりでした。
11:05 木曽殿山荘
15分ほど、トイレ行ったり、水買ったり、羊羹食べたりして、予定より30分ほど遅れで出発です。
だいぶメンタルやられています。どんどん気温も上がってくるし、こんな登山はもう嫌だ(笑)
イワヒバリですか?
後ろを向くとこんな感じです。
遠くに、宝剣岳・木曽駒ヶ岳も見えていますね。
おぉやっと登頂と思ったら、「第1ピーク」でした(泣)
萎えたけど、まだ山にいられると思うとハッピーですね。うん。そういうことにしないと、やってらんない(笑)
空木岳まで、すごい岩場となっています。
気を抜いたら、怪我をする可能性もあるので、もう落ち着いて登頂することに決めました。1時間遅れで、下山でもええやと思っています。
やっぱアルプスの稜線歩きは最高ですね。
エネルギー切れてるなと自覚し、日陰で休憩しながら、ゆっくりと登頂します。もう脚も肺もしんどい。
最後まで岩場が続きます。
集中力が切れて、落ちたら一発アウトなところがたくさんありました。ソロ山行は、本当に集中力が大切です。
ここまでくれば、もうすぐ空木岳です。
12:30~12:35 空木岳
予定より50分遅れで、空木岳登頂です!!!
すっごい嬉しくて、満面の笑みでした(笑)もう疲れもあって、これ以外いい写真なかった。
では、まだまだ先は長いので、下山していきます。
登山中の怪我や遭難の大半は、下山中に起こるので、注意して進んで行きます。もう日が暮れる前に、下山できりゃいいやと思っています。
この時も比較的冷静で、CT×1.0で降りでも5時間だから間に合うと計算してます。
空木岳から菅の台バスセンターへ
12:42 駒峰ヒュッテ
空木駒峰ヒュッテは、休業中です。
空木岳から菅の台までは、新しそうな標識がたくさん立っていました!分岐は、すべてCTの短い方をチョイス。
13:05 駒石
まだ、木々がないので、下山するときも登山道がくっきりと見えて、いいですね。ただ、遠いな(笑)
それにしても、後ろからの日差しがめっちゃ暑かったんです。そして、夕立ちだけはやめてと願ってました。
13:20 空木平カール分岐点
下ってくると、どんどん木も高くなっていきます。
そして、気温もどんどん上がってきます。ただ、森林歩きで太陽が遮られて助かります。
ルートには、しっかりと梯子がかけられているので、安心です。
木の梯子などもあるので、まだまだ油断するわけにはいかないんです。集中力は切らさないですよ~
13:59 ヨナ沢ノ頭
それにしても、本当にしっかりと整備されていて、わかりやすいくなっています。
感謝の言葉しかないですね。
木の高さもどんどん高くなってきて、日差しがないのに、蒸し暑さがすごかったです。だいぶ降りてきたなぁという感じです。
14:17 迷い尾根 - 15:06 マセナギ
迷い尾根からマセナギの間には、注意看板が立っています。滑落事故も多いそうです。なかなかハードな鎖場がありました。
ストックを片付けないという横着な面が出てくると、注意(笑)
15:13 尻無
尻無まで来ると、もう安心です。単調な道がたんたんと続きます(泣)
とはいえど、予定下山時刻にここにいるという、テンション駄々下がりの状況でございました←
15:34 池山尾根水場
ここの水場まで、随分と遠く感じました。実際は尻無から30分ほどなのですが…。ここらへんまで下がってくると、本当に小さい虫が気になる。
水浴びをして、身体を冷やして、虫よけネット装着です。
16:31 林道終点
林道終点には、駐車場があるはず。なのですが、ただいま工事中で通行止め状態で車はいませんでした。
なんとなく寂しい気持ちになりますね。
駒ヶ根高原スキー場の駐車場まで、しっかりと下山道の看板が設置されていました。ここも単調な下りとなります。
だからこそ、捻挫や転倒には気を付けて、無になって下山です。もう泣きそうでした(笑)
17:30 菅の台バスセター
ここが空木岳の登山口、駒ヶ根高原スキー場の駐車場の出口です。
道路を歩いて菅の台バスセンターへ向かいます。もう足の裏がかなり痛かったぁ(泣)
17時半に無事下山をしましたが、日の暮れるぎりぎりでした。予定より2時間遅れです。無事に降りって来れたから良かったものの、遭難する可能性もあるわけで。余裕を持った計画と、行動、自分の体力の把握は大事だなぁと感じました。
下山後の温泉と食事
下山後は「こまくさの湯」を利用しました。あまりの空腹にゆっくりできなかったのが残念でしたが、疲れた体はかなり癒されました。また行きたいです!!!
温泉の後は、ミニソースカツ丼(670円)!
この日は、ほとんど何も食べていなかったのと、夏バテ状態で、食べるのに時間がかかりました。
ってか、有名なお店の美味しいソースカツ丼食べたい。
今回の山行の反省点
- 朝食を食べなかったことによるエネルギー切れ
- 気持ちの焦りで、無駄な体力の消費
- 自分の体力の把握ができていなかった
が原因でもあると感じています。今後はもう少し余裕を持った計画をします。
みなさんもお気を付けて…。トレランでも始めようかなぁ。