「木曽駒ヶ岳・空木岳縦走」の2日目は、稜線の絶景歩きとなっております。
宝剣岳はなかなかの難易度と高度感!宝剣岳を抜けた三ノ沢分岐から檜尾岳までは、最高の稜線歩きとなります。岩場もちょくちょくありますが、疲れも吹っ飛んじゃいます!
[目次]
山行記録[2日目 距離:23㎞ 山行11時間43分(休憩1時間14分)]
2日目は、木曽駒ヶ岳の頂上山荘から宝剣岳を超えて、檜尾岳、熊沢岳などを通過して、空木岳までに登頂し、菅の台バスセンターの駐車場まで歩くというロングコースとなります。檜尾岳までは余裕を持って行けたのですが、そこを超えると、予想以上の暑さにバテバテになりました。久々に泣きそうになった(笑)
頂上山荘から宝剣岳を経て、三ノ沢分岐
頂上山荘から宝剣岳を超えて、三ノ沢分岐へ。今回の縦走路の、最難関箇所となります。早朝出発で、最高の景色を見ることができました。
04:30 頂上山荘
3時半起床で、テントと荷物を片づけをして、日の出前の4時半出発です。
写真の中央右側の突起が「甲斐駒ヶ岳」かな?
今回は、時間短縮のため「中岳巻道」を利用しました。
「難所あり」と標識に書かれていたので、気を付けて通過します。とはいえど、確か以前もこちらを通ったような気がするので、そんなに不安はない。
宝剣岳に比べれば、かなり簡単です。
足場もしっかりとあります。ただ、落ちればオワリ~
時間に余裕があれば、景色もいい「中岳」経由の方がいいかなぁ。
04:50 宝剣山荘
宝剣山荘手前から撮った「伊那前岳と朝焼け」
宝剣山荘の分岐は、宝剣岳方面へ!
もちろんヘルメットを着用しての通過です。4年前に来たときは、日帰りの荷物でもビクビクでしたが…大丈夫かなぁと少し不安な気持ちがあったり…。
5:05~5:15 宝剣岳山頂で日の出
宝剣岳踏みました!!!
以前登った時は、宝剣岳って看板があったのに、なくなってました。
ちょうど到着したときに、太陽が昇り始めました♡富士山もくっきりと見えていて、千畳敷駅も、今から進む登山道も雲海とともんみ確認することができました。
ついでに、宝剣岳で日の出を見てたのはひとりだけでした!穴場なのか!?平日だから?
宝剣岳から三ノ沢分岐までの道も、まだまだ油断はできません。落ちたら終わり箇所は多々あります。三点支持大事。それより、荷物のサイズを意識するのが大切。
空がとっても綺麗です。
そんななか、自分の弱点を見つけてしまった…。
後ろ向きで降りるのが怖くて、苦手。でも、今回の山行でだいぶ慣れました!
ようやく三ノ沢分岐が見えてきました。
だいぶ神経を使った感じで、お疲れ気味(笑)この時間は、まだまだ気温も低く、日差しが強くないので、助かります。
5:37~5:47 三ノ沢分岐
三ノ沢分岐に到着です。
この日はとても綺麗に雲海が見えていました。景色にうっとりしながら、日焼け止めを塗ったり、アームカバーをしたり、日焼け対策をしてから出発です。
後ろを振り返ると、今通過してきた「宝剣岳」が立派に立っています。1時間ぐらいで、こんだけしか進んでないんかぁとか思ってしまいます。
御岳山が雲の上にちらっと見えています。
御岳山は、今年規制解除されて、頂上まで行けるようになってましたね。もう噴火したのも6年も前なんですね。いつまでも、つい最近のことのような気がしています。
三ノ沢分岐から檜尾岳
三ノ沢分岐から檜尾岳は、アップダウンが続きます。また濁沢大峰を超えると、岩場も増えてきて、体力も徐々に削られていく…。
5:55 極楽平
極楽平からの景色も最高です。
時間があれば、ゆっくり休憩したい箇所がたくさんあります。
6:43 濁沢大峰(にごりさわおおみね)
看板の文字、なんも見えないけど、ここが濁沢大峰です。太陽もだいぶ上がってきて、日差しと気温が嫌な感じになってきます。変わらず絶景のなかのハイクです。
濁沢大峰を超えると、だんだん岩場が多くなってきます。
先はまだまだ長いので、焦らずゆっくりと言いたいところですが、先が長いから気持ちが焦る…。
濁沢大峰から20分ほど歩いたところです。初人とのすれ違い。
ここの岩場で休憩したかったーーーっ!!!最高やで!
ちょくちょく急なのきますね。
ただ、梯子やチェーンがあるところは、比較的安心できるので、気が楽です。
気持ちは焦りつつも、ルンルン気分で、どこまで歩くのかなぁとか呑気なことを考えていた、まだこの時…。
稜線歩きしたら、ほとんどの人は山にハマると思ってる。
濁沢大峰以降は、岩場多め、アップダウン多め、なかなかハードでございました。
先が長いということもあり、普段はあまり使わないストックも使ってました。ついでに、危ないところは片付けたりで、時間を食われます。ただ、ソロ山行は本当に安全第一。
8:00 檜尾岳
檜尾岳に到着した時の、雲海と空。
縦走路の景色が最高だとは、同僚に聞いていましたが、想像以上の絶景に絶句です。
そして、縦走するなら、本当はここに泊まるべきだと思われる「檜尾避難小屋」。富士山もバッグに見えています。
しかし、ビビりなチキンな私は勇気がありませんでした。詳しくは、ググってね。
ついでに、空木岳手前で会ったとおばちゃんには、「あんな話、どこの避難小屋でもあるから、気にしちゃダメよ~」と言われました(笑)いや~年の功…🙇
檜尾岳から、空木岳、菅の台バスセンターまでは、また近々更新します。