
前回の記事「北岳(6月)テント泊登山:【バス開通前】アクセス、駐車場、持ち物、ウェア編」では、6月下旬のバス開通前の北岳山行の準備についてお伝えしました。 今回は、いよいよ山行記録1日目をお届けします!
日本第二の高峰・北岳に咲く幻の高山植物「キタダケソウ」に会うため、約15kmの辛くも長い舗装路歩きから始まった1日目。下調べ不足で、予期せぬトラブルもありましたw白根御池小屋(しらねおいけごや)までの道のりを振り返ります。
この記事では、
- バス開通前の舗装路歩きの様子
- ハプニングとそこからの絶景
- 白根御池小屋でのテント泊
について、私のリアルな体験を交えてご紹介します!
今回のルートと1日目の山行データ
1日目は夜叉神峠から広河原を経て、白根御池小屋まで。
- 登山ルート: 夜叉神峠駐車場 → (舗装路) → 広河原インフォメーションセンター → 白根御池小屋
- 1日目 行動時間: 6時間24分(休憩1時間14分を含む合計7時間38分)
- 距離: 19.4km
- 累積標高差: 登り 2,195m / 下り 1,346m
※注意! 私の山行タイムはあくまで目安です。舗装路歩きの距離が長く、獲得標高もそれなりにあるため、体調や装備に合わせて無理のない計画を立ててくださいね。
1日目山行記録:長くて、楽しくて、辛い道のり!
前日の残業で4時間弱の睡眠というハードモードで、いよいよ北岳山行1日目がスタートしました!
5:20 夜叉神峠駐車場 出発
- 6月下旬の平日、夜叉神峠駐車場は数台の車が停まっているのみで、とても静かでした。ここからバス開通前の広河原へは、通行止めのゲートの横を抜けて進みます。ちゃんと人が通れるスペースがあるのでご安心を。自転車も通行禁止なので注意してくださいね。
- さあ、いよいよ約15kmの長い長い舗装路歩きの始まりです!

ひたすら舗装路歩き!
- 道はほぼ平坦な舗装路ですが、いくつかトンネルが出てきます。これがもう、真っ暗で!ヘッドライト必須です。誰一人いないトンネルの中は声が響くので、友人とふざけて叫んで遊んだりして(笑)、普段できない体験を楽しみました。
- 道中では、元気いっぱいの猿の群れにも遭遇!自然の中にいるんだなと実感させてくれます。途中、橋を渡ったり、トンネルを抜けたり、小さな滝を見つけたりと、景色を楽しみながら歩みを進めました。


06:40 野呂川下降点~まさかの寄り道!
- ここで、まさかの下調べ不足が発覚!舗装路をそのまま進めば良いものを、ヤマレコで適当に作った計画書が「鷲ノ住山(わしのすみやま)経由」になっていたんです。笑
- この寄り道で、予定外の時間ロスはかなりあったものの、結果的に絶景が待っていたので、後悔は一切なし!今回の山行の相棒が「最高の景色が見れて良かった!」と言ってくれたことに、本当に感謝です(泣)。
- ここからは、舗装路から外れて少し登りになります。

6:51 鷲ノ住山~怒涛の下りと尻もち!
- 鷲ノ住山まで上がると、そこから待っていたのは怒涛の下り!「これ、舗装路行けばよかったんちゃう?!」と友人と顔を見合わせながら大笑い。しかも、泥濘んだ登山道で、見事に滑って尻もちをついてしまいました(爆)

- 鷲ノ住山まで上がると、そこから待っていたのは怒涛の下り!「これ、舗装路行けばよかったんちゃう?!」と友人と顔を見合わせながら大笑い。しかも、泥濘んだ登山道で、見事に滑って尻もちをついてしまいました(爆)
7:40 - 7:50 野呂川吊り橋(休憩10分)
- 怒涛の下りを終えて、ようやく野呂川吊り橋まで降りてきました。ここがもう、息をのむほどに美しい川(ダム?)で!疲れた体に、この景色が本当に染み渡りました。
- 「この景色が見れただけでも、ここに来て良かった!」と言ってくれた相棒。ええ奴かwww吊り橋は「一人ずつ渡ってください」だったので、順番に渡ります。


8:00 野呂川林道~再び舗装路の洗礼
- そして、再び舗装路に出ます。この頃にはもう、暑くて蒸し蒸し!予想以上に汗をかいて、水の消費が激しかったです。
- そんな中、トンネルの中はひんやりと涼しく、本当にありがたかったですね。途中、水が流れているところでは、頭から水をかぶったり、キャップをビチャビチャにして頭を冷やしたりと、あの手この手でクールダウンを試みる。
- 正直、この舗装路歩きは本当に辛い……(笑)。でもこれもキタダケソウのため!
10:10 - 10:40 広河原インフォメーションセンター(休憩30分)
- 長い舗装路歩きを終え、ようやく広河原インフォメーションセンターに到着!後から聞いたら、営業開始は27日からだったそうですが、運良く開いていたので、綺麗なトイレもお借りできました。給水所もあるんですね!
- 前日まで雨予報で、前夜に山行決行を決めたため、まだ白根御池小屋のテント場の予約をしていなかったんです。スタッフの方に電話番号を教えてもらい、その場で連絡。バス開通前で、事前にネットで予約状況を確認した時に「予約ゼロ」で、問題なく予約できました。
※シーズン中は、事前予約をしましょう!当日は満室の可能性もあり。



10:45 広河原・吊り橋分岐 出発
- さあ、いよいよ白根御池小屋に向けて出発です!ここからは、本格的な登山道。まずは緩やかな登りを進みます。
- しかし、ここまで来た舗装路歩きの疲労に加え、寝不足、そして蒸し暑さで、正直かなり辛かった…。今日は御池小屋までなので、無理はせずに、ゆっくりと登っていきます。

11:00 - 11:10 白根御池分岐(休憩10分)
- ふぅー。ようやく白根御池分岐に到着!ここからが本格的な急登なので、気持ちを引き締めます。山の登りが好きな私としては、ここからが「楽しみ!」なところ(笑)。しかし、もう汗がヤバい!


- ふぅー。ようやく白根御池分岐に到着!ここからが本格的な急登なので、気持ちを引き締めます。山の登りが好きな私としては、ここからが「楽しみ!」なところ(笑)。しかし、もう汗がヤバい!
11:35 - 11:45 第一ベンチ(1880m)(休憩10分)
- まだまだ続く樹林帯の中を進みます。少し開けた場所に第一ベンチがありました。誰もいなくて、静かな登山道が最高に気持ちいい!
- まだまだ登りが続くので、少し長めに休憩を取りました。この頃から、雨がパラパラと降り始めます。樹林帯の中なので、そこまでひどくはなかったですが、念のためザックカバーとレインジャケットを着用。標高を上げるにつれて、だんだんと汗冷えもあり寒く感じてきました。
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12:00 - 12:15 第二ベンチ(2059m)(休憩15分)
- ようやく第二ベンチに到着!「長ぇーよ!」と叫びましたね(笑)。でも、雨が降ったこともあり、周囲の緑が一段と鮮やかに、キラキラと輝いて見えました。木で作られた階段をひたすら登り、どんどん標高を上げていきます。
- この区間は落石注意箇所や橋もあり、雨で滑りやすくなっていたので、いつも以上に注意しながら慎重に足を進めていきました。

第二ベンチから鳳凰三山が見えてるはず... 

13:00 白根御池小屋 到着!
- ついに!白根御池小屋に到着!!! いやー、だいぶバテましたね(笑)。
到着したら、まずはテント場の受付へ。1,000円/人で、なんとPayPayやクレジットカード払いも可能で驚きました!親切なスタッフさんが、トイレやテント場の説明をしてくれ、雨が降っているので水はけの良い場所をおすすめしてくれたりして、本当に助かりました。ありがとうございます!

楽しみにしていた小屋のカレーとキッシュは、残念ながらランチ営業が27日からということで、まだ食べられず……。また来なければ(笑)。しかし、アイスは販売しているとのことだったので、マンゴーとココナッツのアイスをいただきました!これがもう、疲れた体に染み渡る美味しさ!宿泊者以外は小屋の中に入れないとのことで、外で食べましたが(ランチ営業が始まればランチの人は入れるのかな?)、アイスを食べたら一気に体が冷えましたw



急いでテントを立てて、中で全身着替え。寝不足もあって、少し長めにお昼寝しました。
- テント泊者用の炊事場も完備されていて、屋根があるので雨でも安心。夕方5時頃から、相棒と温かい夜ご飯。もちろん、水場も利用できます。
- 夕食後、小屋のスタッフさんに明日のキタダケソウの場所について、念のため最終確認。(事前に調べてはいましたが、やはり現地の情報が一番です!)
- 小屋前では電波が入らなかったのですが、テント場(池の方ではなく、小屋の前の丘)はドコモの電波が良好でした。池の方は未確認です。
- 明日は昼から雨予報で、行動時間も長いため、早めに体力を回復させるべく、7時頃には就寝しました。
1日目を終えて

バス開通前の北岳山行1日目は、約15kmの舗装路歩きから始まり、急登、そして泥濘んだ道でのハプニングもありましたが、友人との楽しい会話と、時折見える絶景に励まされ、無事に白根御池小屋に到着することができました。
体はクタクタになりましたが、明日のキタダケソウとの出会いに胸を膨らませながら、テントの中でゆっくりと休むことができました。もはや家より寝れた(笑)
2日目の山行記録では、いよいよ北岳山頂、そして念願のキタダケソウとの対面についてお届けしますので、ぜひご覧ください!