今回は、日本二百名山にも選ばれる山梨県の茅ヶ岳(かやがたけ)への山行を計画中の方、または日帰り登山を考えている方向けに、役立つ情報をお届けします。
先日、私自身も茅ヶ岳から金ヶ岳への縦走に挑戦してきました。実は、前日に発熱があり、当初予定していた南八ヶ岳の縦走を急遽変更...。体調と相談しながら茅ヶ岳を選んだという経緯があります。残念ながら金ヶ岳手前で引き返しましたが、反省あり、けど安全に山行を終えれたのでとりあえずヨシとします。
この記事では、
- 深田記念公園までのアクセス方法と駐車場情報
- 日帰り茅ヶ岳・金ヶ岳縦走チャレンジに持っていきたい持ち物リスト
- 適切な服装(ウェア)
について、私の実体験を交えながら詳しく解説します。 万全の準備で、茅ヶ岳・金ヶ岳の山旅を楽しみましょう!


登山口「深田記念公園」へのアクセスと駐車場情報
茅ヶ岳・金ヶ岳登山の主な拠点となる「深田記念公園」は、マイカーでのアクセスが非常に便利です。
マイカーの場合
- 深田記念公園駐車場: 無料で利用できる広々とした駐車場です。約50台ほど駐車可能で、トイレも完備されています。
- 混雑状況:梅雨の晴れ間ならぬ、梅雨の合間の曇り。駐車場はガラガラでした。 広々としていますが、土日や紅葉シーズンなど、登山者が多い時期は満車になることもあるそうです。
- トイレ・登山届: 駐車場にトイレが完備されているので、出発前に利用できます。また、登山届ボックスも設置されていますので、必ず提出してから入山しましょう。
公共交通機関の場合
JR中央本線 韮崎駅から、茅ヶ岳登山口行きのバスが運行されている場合があります。バスの運行期間や時刻は限られていることがありますので、事前に山梨交通のウェブサイトなどで最新情報を確認してください。
日帰り縦走に持っていきたい持ち物リスト
茅ヶ岳・金ヶ岳の縦走は日帰りでも楽しめますが、標高差やコースタイムを考えると、しっかりとした準備が必要です。私が実際に持って行った、あると安心な持ち物をご紹介します。


基本の持ち物
- 登山地図(紙)とコンパス: スマートフォンの地図アプリだけでなく、万が一のバッテリー切れや電波状況の悪化に備え、必ず紙の地図とコンパスも持参しましょう。
- 行動食・飲み物: 予想以上に体力を使うこともあります。おにぎりやパン、ゼリー飲料、エナジーバーなど、手軽にエネルギー補給できるもの、そして十分な水分(最低1.5~2リットルがオススメ)を持っていきましょう。
- レインウェア(上下): 天候が急変することもある山では必須アイテム
- ヘッドライト: 日帰りでも、予想外に下山が遅れることも。必ず予備電池とセットで
- ファーストエイドキット: 絆創膏、消毒液、鎮痛剤など、最低限の救急用品
- スマホ・モバイルバッテリー: 緊急連絡や写真撮影に。モバイルバッテリーもセットで
- ゴミ袋: 自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 手ぬぐい: 汗拭き用に。
- 熊鈴: クマさんには会いたくないので...
あると便利な持ち物
- トレッキングポール: アップダウンが多い縦走路では、膝への負担を軽減し、安定性を高めてくれます。
- 日焼け止め・帽子・サングラス: 稜線は日差しが強いので対策を。
- 虫除けスプレー: もう梅雨時期は虫が多い...。止まれない止まらない。
- ウインドブレーカー: 朝晩の冷えや、稜線での風対策に!夏の暑い時期は、ウインドブレーカーが便利。
- 防寒着: 標高が上がると肌寒くなることも。薄手のフリースやダウンなどがあると安心。
- デジカメ: スマホの電池消耗も減らせる。
- ココヘリ: 低山のほうが遭難は侮れないと思ってます←
- 現金(小銭): 何があるかわからないからね。
適切な服装(ウェア)で快適に!
登山のウェア選びは、安全で快適な山行のために非常に重要です。季節や天候、そして活動量に合わせて選びましょう。今回は、私が茅ヶ岳・金ヶ岳縦走で意識した服装のポイントです。
レイヤリング(重ね着)が基本
登山ウェアの基本は、状況に合わせて脱ぎ着しやすい「レイヤリング(重ね着)」です。
- ドライレイヤー(肌着): 汗を素早く吸収・拡散し、体を冷えから守る吸湿速乾性の素材を選びましょう。
- ベースレイヤー(Tシャツ): ドライレイヤーと同じく、吸湿速乾性の素材を選びましょう。綿素材は汗で体が冷えるので避けた方がよいかと。
下半身・足元
- 登山用パンツ: 動きやすく、速乾性のある素材を選びましょう。
- 登山靴: 足首をしっかりサポートし、グリップ力のあるミドルカット以上の登山靴がおすすめ。
- 厚手の登山用ソックス: クッション性があり、靴擦れを防いでくれます。
最後に:準備を万全にして、茅ヶ岳へ!
茅ヶ岳・金ヶ岳縦走は、体調管理や装備の準備が非常に重要です。(←どの口が言ってんだm( )m)体調が万全でない中での計画変更や、無理なく引き返す判断は、安全な登山には欠かせません。しっかり準備をして挑めば、深田久弥ゆかりの地で素晴らしい体験が待っているはずです!
この「準備編」の記事が、皆さんの茅ヶ岳登山計画の一助となれば幸いです。 次回は、今回の山行記録と下山後の温泉についてご紹介しますので、そちらもぜひお楽しみに!
万全の準備で、安全に楽しく、最高の山旅を!

