今、山に行きたいんです。

山が好き 旅が好き 行きたいときに行きたいところへ

自己紹介
山行記録
商品レビュー
山の知識

[個人ウォーク編]ミルフォードトラック4日目(最終日)

※2019年02月17日~2019年02月20日にミルフォードトラックを歩いた時の記録

f:id:KimAiZero:20200608233241j:plain:w200:left 昨日はクリントンハットに1日待機でしたが、本日はGOサインが!早朝にマッキンノンパスに登り、そのままミルフォードトラックを反対方向に歩き、グレードワーフへ向かいます。昨日の天気が嘘のような快晴。アクシデントに遭遇しながらも、無事テアナウへ戻れました。

[目次]

ミルフォードトラック4日目

通常のミルフォードトラック4日目

ダンプリングハットから、ボートシェッドまでアーサー川沿いを歩いていきます。さらに進んでいくと、美しいマッケイ滝やベルロックに見ることができます。ラスト4マイルのところには、ロッキーカッティングという、岩壁を人力で掘って作られたトレイルがあり、そこから見えるアーサー川の景色は最高です。そこを超えれば、ミルフォードトラックのゴール地点「サンドフライポイント」まで、あっという間。サンドフライポイントに到着したら、ミルフォードサウンドまではボートで20分ほど。そこからは、バスでテ・アナウまたはクイーンズタウンまで帰ります。

距離:18km コースタイム:5時間半ー6時間

私たちのミルフォードトラック4日目

ダンプリングハットから、ジグザグを登ってマッキンノンパスへ登ります。そこから、来た道を引き返して、ダンプリングハット、クリントンハットとグレードワーフまで歩いて戻ります。グレードワーフから、1時間半ボートに乗り、テ・アナウ(または、クイーンズタウン)まで戻ります。

距離:29km コースタイム:8-10時間?

06:15 Mintoro Hut(ミンタロハット)

f:id:KimAiZero:20200609010440j:plain:w200:left ヘッドライトを付けて、ミンタロハットを出発します。昨日知り合ったコロンビアボーイも一緒なので、暗くても心強い!

14マイルマーカーを過ぎると、ジグザグの登りが始まります。

f:id:KimAiZero:20200609010806j:plain:w200:left 水たまりが見えずに、ハマる...

真っ暗で怖いですが、ニュージーランドにはクマなど危険な動物がいないので、まだ安心して歩けます。

f:id:KimAiZero:20200609011409j:plain:w200:left 06:50 15 mile marker(15マイルマーカー)

ここがジグザグの中間地点です!

だんだん空が明るくなってきました!明るければ絶景が広がっています。山頂での景色に期待して、登っていきましょう。

07:25 Mackinnon Pass(マッキンノンパス)

16マイルマーカーを過ぎれば、すぐにマッキンノンパスです。雲がだんだんオレンジ色に変わってきて、太陽も昇ってきました。普段は見れない景色と静けさに感動♡

f:id:KimAiZero:20200609011539j:plain:w160 f:id:KimAiZero:20200608233241j:plain:w160 f:id:KimAiZero:20200609011948j:plain:w160

09:32 Mintaro Hut(ミンタロハット)

f:id:KimAiZero:20200609012403j:plain:w200:left ミンタロハットに戻り、10~15分ぐらい休憩して準備して、グレードワーフへ出発です。

16時30分の最終ボートに乗るので、7時間しかありません。間に合わなかったら「オワリ」なので、ペースを上げて歩きます。

昨日、一昨日とは打って変わって、雲一つない快晴で、まるで違うトレイルを歩いてるかのようでした。行きは見えなかった、クリントン谷にある滝「St Quintin Falls」も見えました!急いで歩くと言いつつも、この絶景の中で写真を撮らないわけにはいきませんよね~(笑)

f:id:KimAiZero:20200609012545j:plain:w160 f:id:KimAiZero:20200609012844j:plain:h120 f:id:KimAiZero:20200609013115j:plain:w160

f:id:KimAiZero:20200609013648j:plain:w200:left 10:45 11 mile marker(11マイルマーカー)

岩壁をたくさんの水が流れていました。これは、雨の後しか見れない滝です。

雨でも悪いことばかりではないんです!滝の水量も多くて、立派に見えます。

f:id:KimAiZero:20200609013927j:plain:w200:left 11:18 10 mile marker(10マイルマーカー)

雨が止んだ後の苔は、いつも以上に美しく見えます。水を含み、緑がより映えます。

雨の場合でも、苔や雰囲気を楽しめるのが、ミルフォードトラックです。

f:id:KimAiZero:20200609014225j:plain:h150:left 11:35 9 mile marker(9マイルマーカー)

まだまだ、たくさんの水がトラックに残っていました。それにしても水が綺麗です。

f:id:KimAiZero:20200609014351j:plain:w200:left 木漏れ日と澄んだ川は、どこの国でも綺麗に見えますね。こんなところで、まったり休憩したくなります。

が、今回は時間がないので、写真を撮って、どんどん先へ進みます。

f:id:KimAiZero:20200609014811j:plain:w200:left 11:58 8 mile marker(8マイルマーカー)

苔などの植物を踏むのはダメだとわかっているんですが、真ん中突っ切ると、完全に登山靴が浸水するので、ごめんなさいしながら、脇を歩きます。

f:id:KimAiZero:20200609015017j:plain:w200:left 12:20 7 mile marker(7マイルマーカー)

氷河によって削られたU字谷の景色は、見ていて気持ちいです。

そして、やっぱり青空の下を歩くのも最高!!!

f:id:KimAiZero:20200609015830j:plain:w200:left 13:10 5 mile marker(5マイルマーカー)

だいたい1マイル30分ぐらいのペースが目安なので、なんとか最終ボートに間に合いそうです。

しかし、まだまだ油断はできないので、空腹に耐えて、スナックをつまみながら進んでいきます。

f:id:KimAiZero:20200609020027j:plain:w200:left 14:57 1 mile marker(1マイルマーカー) ここまで来れば、確実に間に合うということで、川沿いでお湯を沸かして、アルファ米を準備し、グレードハウスの前でランチタイムしました。

ここから、グレードワーフまでは、20分程です。

15:55 Grade Wharf(グレードワーフ)

f:id:KimAiZero:20200609020442j:plain:w200:left 無事にボート乗り場であるグレードワーフに到着しました。安心すると、どっと疲れがきますね。

16時30分にボートが出発して、1時間ほどでテ・アナウダウンズに到着したと思います。

Te Anau Downs(テ・アナウダウンズ)

ここでアクシデントが!!!

バスが来ない...。そして、スマホも圏外..。たまたま他のお客さんをピックアップするバスが、親切なバスドライバーでテ・アナウまで乗せてくれました😊

Te Anau(テ・アナウ)

f:id:KimAiZero:20200609020754j:plain:w200:left テ・アナウに戻ってからは、シャワーをして、アイスクリームを食べに行きました!

それから、お気に入りの中華料理屋さんでテイクアウトです!

ミルフォードトラックの感想

まず予約するのが大変です。予約開始日には、ハイシーズンの空きがほとんどなくなってしまいます。私は学校の授業の関係もあり、予約開始2時間後にアクセスをしたのですが、1月2月はかなり満室状態なっていて驚きました。とはいえ、お互い特に土日でなければダメというわけでもなかったので、適当に予約できたんので良かったけど(笑)

ただ、予約できたからと言って、天気がどうなるかまではわからない...。ということで、まさか大雨で同じ山小屋に2泊するとは思ってもいませんでした!ミルフォードトラックの後半を歩けなかったことは、とても残念ですが、小屋で停滞やミルフォードトラックを逆に歩くという、普段ではできない経験ができたことは良かったかなと思います。

入山数を制限することによって、ありのままの自然を残す。透き通った川に、きれいな苔が生息してて、たくさんの鳥たちの楽園でもある。人間にとっても、あこがれの地となり、癒しの地となる。富士山も入山制限したらいいのになって思ったりしました。